リボンの騎士  ザ・ミュージカルの感想

土曜、日曜とあちらこちらのコンサートやミュージカルに参加していましたが、
一段落しましたので、ミュージカルの感想を書いて見ようと思います。



上の写真が新宿コマ劇場なんですが、
まず、座席についてですが、半円形の舞台に対してそれに沿って
座席も半円形に配置されており、私は真ん中位の列だったのですが
とても見やすく良いロケーションで観劇することが出来ました。


ミュージカル中のサウンドは、後方上部に生バンドの方がおり、
音に臨場感がある良いステージでした。


全体を通しての感想は、今まで数回行われてきたミュージカルとは
段違いのものが出来上がっているということです。
モーニング娘。及び美勇伝のメンバーがアイドルとか、歌手という存在ではなく、
一人の舞台人としての顔を垣間見せてくれた。ということを感じています。


コンサートなどでは、どうしても押している人に注目してしまうということは有り勝ちなのですが、
このミュージカルは本当に一人一人が魅力的で、必死に全体を捕らえようとしていました。
中でもやはり、宝塚の箙かおるさんとマルシアさんの存在感と声の透りは圧巻で、
王妃がサファイアが女であることを告白してしまうシーンは、真に迫ってグッと胸にきました。


Hello!メンバーについては、やはり一番登場時間の長い『高橋 愛』さんについて語らずにはいられないでしょう。
今回、一つの体に二つの心を持つ王女(王子?)のサファイアを演じられたのですが、
その切り替えはかなり鮮やかになされており、関心してしまいました。
声の方もある音程までは、劇場に通る声で良いのですが
少しだけ意見を言うと高音部分が若干かすれ気味であることが気にはなりました。
他には、吉澤さん、藤本さんの演技力と声量はあのメンバーの中では頭一つ出ているな。と感じました。
そして、演技ということでは小川さんの演技はかなり良かったと思いました。
美勇伝の岡田さん、三好さんについてですが頑張っておられて、
重要なシーンの見せ場もあり現時点の最高の力は出されたと思います。
しかし、辛口に言えばまだまだ台詞をしゃべっている感じが否めない部分はありますが、
本当に良い経験になったのではないかと思っています。


全体としては、楽しい部分は楽しく、心に訴える部分では説得力のある演技で
とても良い物が見れたと思っています。


最後に数曲歌うのですが、ファンの目で見た場合、新しい形の歌を聞かせてもらったという
お得感は感じられるのですが、一方で、今回はモーニング娘。美勇伝が本格的にミュージカルに
取り組んだ成果としての舞台を見に行ったという思考が強かったので、
最後の歌部分は無くても十分に成立したのでは?  と感じるところもありました。
ただし、このことでミュージカル自体はどうなることでもなく、実に良い舞台であったと思っています。


全然関係ないことを付け加えますが、カーテンコールで『唯やん』うちわを持つ私の方に
手を振ってくれた(思い込み!!)岡田唯さんは、すごくCuteでそれだけでも見に行った甲斐があったのは・・・
と感じる私でした。